昼顔(ひるがお)
昼顔 (ひるがお)。
朝顔は有名すぎる程に有名ですが、昼顔も朝顔と同じ様な時期に咲き始める花です。
朝顔は園芸店などで購入する植物ですが、昼顔はいうなれば雑草で、園芸店などでは見る事はできませんが、少し自然の豊かな所まで足を伸ばせば、普通に見る事ができる植物です。
学名はCalystegia japonicaと言います。
Calystegia(カリステジア)は、ギリシャ語を語源にしており、額や蓋という意味だそうです。
japonicaは日本のという意味です。
開花時期は5月後半から10月頃迄と長く、夏の間中見かける植物でもあります。
昼顔という名前の通りに、昼に花を咲かせますが、夕方にはしぼんでしまいます。
詳しくは「昼顔」と「小昼顔」とがあり、花のサイズが「昼顔」が大きいことで区別ができます。
花の形は朝顔と同じ様なラッパの様な形をしています。色はサクラの様な薄いピンクです。
朝顔は朝咲いて、昼にはしぼんでしまいますが、リレーの様に昼顔が花を咲かせます。
ちなみに夕顔というのもありまして、こちらはかんぴょうの花と言えばわかる方もいらっしゃるでしょう。
名前の通り夕方に花を咲かせて、朝にはしぼんでしまいます。こちらの花もラッパの様な形をしていて、花の色は白です。
夏休みの宿題で、朝顔の観察という課題が多く出されますが、朝寝坊してしまいすっかり朝顔がしおれてしまって、母親に「あなたには、昼顔の観察しか無理」などと嫌みを言われた経験のあるかたもおられるのではないでしょうか。
せめて昼顔。
夕顔の観察までには起床しておきたいものですよね。