お釈迦様の誕生日
皆様は、お釈迦様の誕生日をご存知ですか??
お釈迦様は4月8日にお生まれになりました。
日本では、4月になると全国各地で「はなまつり」という行事が行われますが、この祭りは実はお釈迦様の誕生をお祝いするものなのです。
灌仏会(かんぶつえ)、仏生会(ぶっしょうえ)、降誕会(ごうたんえ)、浴仏会(よくぶつえ)、龍華会(りゅうげえ)などとも言われます。
お釈迦様は誕生した時、天から甘い露が降り注いで身体を浄めたと言われています。
そしてすぐに立ち上がり7歩進んでから「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」と言ったとう言われがあります。
「この世に自分以上に尊い存在はないのだ、人間の誰もが一つしかな命を抱いている尊い存在だ!」という意味だそうです。
この誕生秘話にちなんで、はなまつりでは、お釈迦様の像に甘茶をかける風習があります。
この甘茶は1、2メートルぐらいの高さで主に観賞用、薬用として栽培されている紫陽花によく似た植物からつくられます。
名前はそのまま甘茶 (あまちゃ)、または小甘茶(こあまちゃ)と言います。
アジサイ属、ゆきのした科の植物で本州の山地で自生しています。
7月から8月の初夏に枝先からはなをつけます。
甘茶の育成環境に適しているのは、ヤマアジサイが好湿っぽくて水はけが悪く日当たりは良い場所です。
さて甘茶がどうして甘く感じるのでしょうか。
甘く感じる成分はフィロズルチンで、砂糖の約1000倍甘く感じると言われます。