納骨堂ブーム
日本ではお墓を購入するには跡継ぎが必要です。
この跡継ぎを承継者と言いますが、残念ながら核家族化が進んだ現代では、継承者にお墓をまかせることもままなりません。
そこで人気を博しているのが、納骨堂です。
もうこれは一種のブームと言っていいほどです。
納骨堂は今に始まったものではなく、昔から存在していました。
納骨堂がよく分からないという方の為にご説明いたしますと、納骨堂とは屋内施設に遺骨を納める施設のことです。
多くの納骨堂が墓石を建てる必要がないので、料金が割安です。
実際に遺骨を納める場所はコインロッカーの様になっていて、いわばお墓のマンションの様な形態になっています。
最も近代的な施設になりますと、お参りに行くと自動で骨壺が運ばれて来るものまであるそうです。
これまでは、お墓が決まらないお骨の仮置きとしての色合いが濃く、現在のように永代供養の目的をも含むものではありませんでした。
しかし現代の納骨堂は、継承者が存在していなくても購入できます。
ですので、ほとんど全ての納骨堂に契約期間が決まっていて、最大50年で期限が切れるので、他の遺骨と合葬されます。
気になる納骨堂を購入するための費用ですが、これはピンからキリまであって、15万円位から300万円位と運営主体によってかなり金額の幅があるようです。
注意したいのは、他に年間の管理料が発生するということです。
この管理料は一括で納めることもできます。
購入希望者は管理料も計算に入れて考えるようにしましょう。
また、運営主体の経営の安全性も調べることも大事かと思います。