ナポレオン妃 ジョセフィーヌが最も愛した花、ダリア
ダリアは、かの皇帝ナポレオン1世の妃である、ジョセフィーヌがこよなく愛したといわれている花で、7月から10月にかけて開花します。
ダリアとは、キク科に属している球根植物の総称です。
ナポレオンの時代より、はるか昔から品種改良が行われているので、多くの園芸品種が存在しています。
ダリアの球根は芋の形をした独特のもので、花はそれこそたくさんの種類があって、ダリアかどうかを識別するのが難しいほど、色々な形や大きさがあります。
しかし、この芋状の特徴ある球根をみることで、ダリアかどうかを識別することができます。
この球根は芋の様な形をしていますが、正確にはサツマイモの様な形です。
花の方は、大きさが4センチの小さなものから、30センチ以上もある大輪のものまであります。
大きさも様々ならば、花びらの形も様々で、尖っているものや丸いもの、くるっと外巻きになっているものまであります。
花びらの数にも決まりはなく、8枚のものから200枚近くを携えるものまであります。
花の色はというと、実にこれも豊富で、黒と青意外ならば全ての色が揃っていると言っていいほどです。
ダリアはメキシコ原産で、メキシコの国花でもあります。
日本には、1800年代の半ば頃にオランダから渡来しました。
ダリアという名前は、スウェーデンの植物学者ダール(Dahl)さんにちなんで付けられたそうです。
和名の天竺牡丹(テンジクボタン)は花の形がボタンの花に似ているので付けられたと言われています。
因みに、天竺とはインドのことです。