葬儀の受付を頼まれたとき
もし葬儀の受付を頼まれたら、特別な理由がない限りはお受けしましょう。
遺族の悲しみを考え、少しでも遺族の力となれるように配慮するためにも、お受けするのが無難です。
では、受付とは具体的にどんな仕事をするのでしょうか。
まず、香典を受け取り、芳名帳に名前を記入してもらう仕事。
それから香典返しを渡して、案内する仕事。
預かっている香典を管理し、会計する仕事です。
以上の仕事を何人かで手分けしておくと混乱もなくスムーズでしょう。
特に会計の役の方は席から離れずにしっかりと香典を管理しましょう。
それぞれの仕事を分担して能率的に行う為にはいくつかの事前準備が必要です。
まず、会計を頼まれたら、葬儀が始まる30分前には会場に到着しましょう。
まず、遺族にお悔やみを述べてから、会場内のレイアウトを頭に入れて、葬儀の流れを確認します。
そして、受付にボールペンや筆ペンが揃っているかどうかを確認します。
葬儀後、香典をどのように遺族の誰に渡のかも確認しておきましょう。
そして、受付にとって最も大切なのは、弔問客にたいする丁寧な言葉遣いです。
受付で弔問客がお悔やみを述べたら「本日はお忙しい中お越しいただきましてありがとうございます」と述べましょう。
香典を受け取る時は「お預かりいたします」と述べた後に一礼します。
芳名帳に記入してもらう時には「恐れ入りますが、こちらに住所とお名前をご記入ください」と言いましょう。
そして住所までしっかり記入してもらうようにしましょう。
香典返しは「ありがとうございます」の言葉と一緒に渡しましょう。