ポインセチア
クリスマスが近づく今頃、一斉にポインセチアが店頭に並びはじめ、もうすぐクリスマス!という気持ちにさせます。
ポインセチアは、おおむね真っ赤に色づく葉を鑑賞する植物です。
クリスマスシーズンに売られていることもあり、寒さに強いと思われがちの植物ですが、意外にも原産地は中央アフリカなのです。
色には真っ赤なものの他にもピンクや黄色みがかかったものなどもあります。
寒い時期は、花も少なく彩りに乏しいのでポインセチアは鮮やかな色を提供してくれる、この時期には嬉しい植物です。
ポインセチアは灯台草科(とうだいぐさ)で、学名をEuphorbia pulcherrima Euphorbiaです。Euphorbia pulcherrimaはユーフォルビア属を指し、pulcherrimaがとても美しいという意味で、Euphorbiaはローマ時代のアフリカの王の侍医であったかたの名前だそうです。
このお医者さんはポインセチアから、初めて薬を作った方だといわれています。
ポインセチアは真っ赤な色を楽しんだ後でも、冬越しにさへ成功できれば翌年も同じ色を楽しむことができます。
4月の下旬頃に下から2~3節を残して切り戻しをします。
これは新芽を出やすくするための処理です。
切り戻しをしないと全体のバランスが崩れます。
また真っ赤な色をもう一度楽しむためには「短日処理」というのをしなければなりません。
これはポインセチアが日の当たる時間が12時間以下で花を咲かせるという特徴を持った短日植物だからです。
9月下旬から「短日処理」を欠かさず行いましょう。