熨斗紙(のしがみ)

noshime001

コンビニエンスストアやスーパーなので香典袋を買ったときに、熨斗紙(のしがみ)が多種類ついているものが多いですが、どの熨斗紙を使ったら良いのか迷われたことはないでしょうか。

仏教で相手方の宗教がはっきり分からない時『御霊前』は、ほとんどの場合用いることが出来ます。

他に『御香典』『御仏前』がありますが、御香典は通夜、告別式から四十九日まですべてに用いることが出来ます。

ただし先方の宗教が浄土真宗の場合は告別式、通夜ともに『御仏前』を使用します。

浄土真宗では、亡くなった後はただちに仏様になるとの考え方から、通夜、告別式も御仏前を用いるようです。

仏教での四十九日法要以降の一周忌、三周忌といった法事の際には『御香典』『御仏前』または『御佛前』を用いるようにしましょう。

神道の葬儀の場合は『御玉串料』『御榊料』と表書きをしましょう。

表書きで用いる熨斗の種類とともに気をつけたいマナーとしては、薄墨で書くことです。

昔は墨を刷って筆で書いていたために濃墨で書いてしまうと、あらかじめ墨を刷って不幸を待っていたとの印象を持たれることを避けるためです。

最近では、墨を刷って書く人は少なくなってきましたので筆ペンを使う方がほとんどかと思います。

その際には薄墨タイプのものを選ぶようにしましょう。

この記事を読んだ方は以下の記事も読んでいます:

タグ

2014年11月21日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:仏事用語

このページの先頭へ