世界の埋葬方法

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日本では、一部の地域を除いてご遺体を火葬後、遺骨を埋葬するのが一般的です。

しかし、よく海外のドラマや映画でそのようなシーンを見かけると火葬している描写を見ることの方が少ないような気がしませんか。

日本で生まれ育っていれば当たり前の火葬ですが、世界的にみてみると実は意外と少数派なのです。

キリスト教徒が多いヨーロッパやアメリカなどでは、火葬ではなく土葬が主流です。

キリスト教では、死者の復活というのが信じられているため火葬をしてしまうと身体がなくなってしまい復活することが出来なくなることから、火葬なんてもってのほか、ということです。

しかし、キリスト教徒の多いイギリスでも土葬より火葬の方が主流になっているという例外もあります。

なぜかというと、やはり土地の広さが一番の理由でしょう。

土葬にすれば、火葬に比べ数倍の広さが必要になるのでキリスト教徒の多い国でも土地の問題によって火葬が普及している場合もあるのです。

他には、お隣の韓国を見てみると宗教という面では儒教の考え方が影響し、火葬というのは親の身体を焼いてしまう親不幸ものだという考えから土葬が主流でした。

しかし、そこはやはり土地の問題で最近では少しずつではありますが火葬が普及しているようです。

日本にしても、今でこそ火葬が当たり前になっていますが明治時代までは土葬が主流でした。

同じように土地の問題や、また土葬に比べ火葬の方が衛生面で良いということから火葬が広まっていきました。

時代によって、埋葬方法も大きく変わっていくものなのです。

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