春のお彼岸

higanzakura001

お彼岸の時期が近づいて参りました。

さて「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、お彼岸っていつのことでしょう。

何となく、ある時期になるとテレビのコマーシャルなどでお彼岸の内容が流れるようになったな、スーパーなどに供物や供花が沢山、展示されているな、と感じているものの、いつなの?と聞かれると困ってしまいますね。

お彼岸は彼岸会(ひがんえ)とも言い、3月の春分の日を中心として、前後3日間の計7日間、これを春のお彼岸といいます。

秋は、秋分の日をはさんで、その前後3日間の計7日間で、これを秋のお彼岸といいます。

年によって違いますが、だいたいの日程では、春のお彼岸は3月20日あたり、秋のお彼岸は9月20日あたりからが彼岸入りとなります。

今年2016年の暦では、彼岸入りが3月17日となり、20日がお中日(おちゅうにち)、23日までとなります。

「暑さ寒さも彼岸まで」。

「暑さ」は秋のお彼岸まで、「寒さ」は春のお彼岸あたりまでですよ、ということですね。

このお彼岸には、その他の年中行事とは違い、決まった行事はありません。

ことわざにもあるように、気候が穏やかになってくる頃なので、ご家族皆様でお墓参りに行かれることも多いでしょう。

お彼岸の期間、お寺では彼岸会・お彼岸法要などが行われます。

そしてお墓参りだけでなく、彼岸法要に参加して共にご先祖様を供養するお彼岸を過ごしてみるのもいかがでしょうか。

お彼岸は、法事などの何か特別な区切りがなくても、一族皆でご先祖様を思い出して供養しましょう、という期間なのです。

こうした行事の意味を知ると、日本人がいかに古来より、故人や先祖に寄り添い大切にしてきたのか、が分かります。

この記事を読んだ方は以下の記事も読んでいます:

タグ

2016年3月10日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:仏事用語

このページの先頭へ