仏壇を購入した後に

「仏壇」を購入されたことがある方。

買った後、仏壇をどうしていますか?

仏壇はただ買って家に置いておけばいいというものではありません。

仏様やご先祖様に感謝の気持ちと祈りをささげてこそ、仏壇は価値のあるものとなるのではないでしょうか。

では仏壇へのお参りで大切なこととは何でしょう。

第一には仏様やご先祖様に対する感謝の気持ちです。

私たちがこの世に生まれて来ることが出来たのも、ご先祖様あってのことなのです。

そして感謝の気持ちも持つ事は、日々を幸せに、そして満足して生きて行くための特効薬でもあります。

仏壇は、毎日お線香をあげてお祈りし、自分自身の謙虚な心を育てるという役割も担ってくれます。

では毎日仏壇に向かってのお努めを実行してみましょう。

1、朝起きたら仏壇の扉を「合掌」と一礼してから開きます。

2、家族が朝食を食べる前に「仏飯」、「浄水」、花を供えます。毎日が難しい場合でも週のはじめ、月のはじめには行いましょう。

3、お供え後、ロウソクを灯し、「線香」を焚き、りんを鳴らし、合掌礼拝します。「読経」が出来る場合は行いましょう。

4、家族の食事の後お供えを下げ、ロウソクを消し、内扉を閉めます。

5、頂き物がある場合は一番に仏様に供えましょう。

6、就寝前には合掌一礼して、全ての扉を閉めます。

この行程を全部毎日行うのが理想ですが、時間に追われている現代人には難しいことかも知れません。

もし全行程できなくても、月初めの一日(おついたち)には行いましょう。

せっかく購入した仏壇なのですから、感謝の心を忘れず謙虚に生きて行く為にも日々のお勤めを行うことをお薦めします。

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