秋明菊(シュウメイギク)

anemone001

秋明菊(シュウメイギク)は花もつぼみも可愛らしい植物で、秋に花を咲かせる宿根草です。

ですので一度植えると毎年秋にかわいらしい花をさかせてくれます。

本州から四国、九州の山野に自生している植物ですが、古い時代に日本に持ち込まれ野生化したものだと言われています。

原産国は中国で、学名をAnemone hupehensis var. japonicaと言います。

Anemone(アネモネ)はギリシャ語が語源で、風という意味で、つまり風の花という意味だそうです。

また、hupehensisは中国の湖北省産という意、japonicaは日本のという意です。

秋明菊という名前の由来は秋に花を咲かせることから付けられました。

別名、貴船菊(キブネギク)と呼ばれますが、この花が京都の貴船地方で見られたことから名付けられました。

草丈は50cmから1mにまで達することがあります。

地下茎をぐんぐん伸ばして広がっていきます。茎は途中で枝化します。

そしてその枝の咲きに花を咲かせます。

花びらに見えるものは実は萼で、20枚から30枚つきます。

冬にはいったん枯れて、春に再び芽を吹くまで休眠状態となります。

花の色には紅紫色や白があります。

白花種は花びらの数がすくなく、そのかわりふっくらとしていて、少し洋風な面持ちがあります。

どちらの種類もとても人気があり、また手入れがそれほど難しくないのに毎年咲いてくれるので、園芸の初心者にも人気のある花です。

この記事を読んだ方は以下の記事も読んでいます:

タグ

2013年9月2日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:樹木と草花

このページの先頭へ