馬酔木 (あせび)

asebi001

馬酔木 (あせび)は常緑性の低木です。樹高は3m程度にしかなりません。

しかし山野に自生しているものでは6mを越えるものもあるようです。

本州の東北以南から九州にまで自生しています。

葉っぱは色の濃い緑ですが、新芽は光沢のある赤色で、その色合いがとても美しい植物です。

春にはスズランのような花を咲かせます。満開になると花が木をおおう程になります。

家庭では生け垣としても使用されますが、盆栽や庭木、鉢植えとしても人気があります。

馬酔木 (あせび)は万葉集にも10首が読まれるほど古くから日本人に親しまれている植物でもあります。

それにしても、馬酔木 (あせび)とは変わった名前ですよね。

馬の酔う木ってどういう意味なんでしょうか。

実は、この馬酔木 (あせび)にはアセボトキシンという有毒成分があり、馬が食べると神経が麻痺した状態になってしまうそうです。

ですので、馬が酔って足がなえた様に見えることから馬酔木 (あせび)と名付けられました。

しかし実際は酔うというより中毒をおこし、吐いたり、下痢をしたり、腸から大量の出血したりしてしまうので、馬には大敵の植物だったようです。

昔は、この葉を煮だして殺虫剤としても利用したそうです。

では馬酔木 (あせび)の育て方ですが、放置しておいても樹の形がまとまりやすく、成長スピードも遅いので、育てやすい植物です。

ただし、実をつけると新芽が伸びにくくなるので、花の後は付け根から切り落としましょう。

この記事を読んだ方は以下の記事も読んでいます:

タグ

2014年5月5日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:樹木と草花

このページの先頭へ