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別れ花

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別れ花とは、最後のお別れのときに棺の中に収める生花のことを指します。

告別式の後、祭壇から下ろされた棺の蓋を開け、祭壇の周りなどに供えられていた生花を「別れ花」として、故人と対面しながら一輪一輪、丁寧に棺の中に入れて、遺体の周辺をきれいに飾ります。

別れ花に使用する生花は、祭壇の周りなどに供えられていたもの以外にも、生前、故人が好きだった花を希望により、別に用意することもあります。

葬儀には、使用されないようなチューリップやひまわりなどがあげられるかと思います。

また、薔薇などのような「棘のある花」は葬式などでは、あまり良くないと、かつては使用しないことになっていましたが、故人の意志であるのであれば、問題はないでしょう。

これから、あの世へと旅立つ、故人の霊魂を慰める最期の手向けです。

別れ花を行うのは、喪主、遺族、近親者、故人と親しい付き合いのあった人に限られます。

遺体と対面しながら、遺体の周囲を別れ花で飾り、故人の冥福を祈ります。

故人の愛用の遺品など火葬において問題の無い物であれば、一緒に納めることもできます。

他の参列者の方々は別れ花が終わるまで、待機することになりますが、大声でのおしゃべりなどせず、私語は慎みんで、粛々と遺族と故人の最後のお別れが終わるのを待ちます。

まれに、無宗教葬で、故人に捧げる花のことも「別れ花」と呼ぶことがあるそうです。

棺に入れきれず残った花は、お供え用に遺族が持ち帰ることもできます。

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2012年1月27日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:仏事用語

御本尊とは

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仏壇の中に安置される仏像や曼荼羅のことを指します。

御本尊は宗派によって違ってきますので、ご自身の菩提寺の宗派に合わせた御本尊を選ぶ必要があります。

御本尊が宗派ごとになぜ違うのかというと、各宗派における教義や求める理念が違うからにほかなりません。

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仏具とは

仏具とはそもそも何なのでしょうか?

仏教の儀式で使用される日用品ではない特殊な道具のことを指し、僧侶や聖職者などが使用する装飾品のことを指すこともあります。

仏教における僧侶とは、最低限の着物と食器である三衣一鉢以外の金品の所有を戒律で禁じていました。

その後、信者から寄付された最低限の金銭や日用品の個人所有を認める一派とそうでない一派により教団内での争いが起こり分裂してしまいます。

分裂した個人所有を認める派は、三衣一鉢以外の金品を所有するようになりました。

のちに僧侶たちは祈祷や葬式などを司るようになりそこで儀式として使用する特殊な道具を開発します。

代表的なものは、密教における曼荼羅や金剛杵などがあるのではないかと思います。

日本では、浄土信仰の爆発的な普及により、僧侶でなくても一般家庭に置いて、仏具を個人で所有する文化が根付きました。

つまり、仏具とは日用品以外の仏教における儀式を行うために重要な道具なのです。

仏壇の中に、御本尊、位牌をただ安置するだけでは、仏壇は機能しているとは言えません。

花立て、燭台、香炉などを宗派ごとに正しく配置することで初めて仏様や御先祖様、故人を供養する儀式の道具となります。

そのようにきちんと配置することを、『荘厳する』と仏教では言います。

以降は別項ですが、実際にどのような仏具があるのか、どのような配置にすればいいのか、
その辺りの所を詳しく解説しようと思うので、参考にされてください。

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2012年1月19日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:仏壇と仏具

仏具の種類と名称

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仏具の種類・名称にはどのようなものがあるのでしょう。

仏具を飾るために必ず仏壇そのものが必要です。

仏壇の他に必要なものを列挙すると、『御本尊』、『位牌』、『香炉』、『燭台』、『花立て』、『鈴』、『鈴棒』、『鈴台』、『供物を乗せる高杯』、『御飯を供えるための仏飯器』、『茶湯を供える茶湯器』、『線香立て』などなど、数え切れないほどあります。

それ以外にも、『吊灯籠』、『マッチ消し』、『瓔珞(ようらく)』、『木魚(もくぎょ)』、『仏膳(ぶつぜん)』、『過去帳』、『見台(けんだい)』、『数珠』、『念珠』などもあります。

仏壇に仏具を飾ることを荘厳といいます。

荘厳とは、サンスクリット語で「見事に配置されていること」を意味します。

供える仏具は、宗派によってかなりの違いがある場合があります。

初めて買う場合は、何も解らないはずですので、檀家になるお寺に信頼のおける仏具店を紹介してもらい、相談をしながら購入すれば、大きな失敗はないはずです。

仏具・仏壇は種類だけでなく、その素材も本当にさまざまで、バラエティに富んでいます。

木製、銅製、陶器、繊維、樹脂などでできていて、素材によって価格も相当に変化します。

あたり前のことですが、仏具をしまう仏壇の大きさに適した仏具を買わなければなりません。

大きさがちぐはぐな感じであると仏壇内の統一感が失われ、供養の儀式を行っている厳かな感じが立ち消えて、美しくありません。

見事に荘厳したと言える仏壇を作り上げることができれば、御先祖様や故人に対しての供養という点で、自身の心が満たされると思います。

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2012年1月15日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:仏壇と仏具

仏具を購入する際のポイント

仏具にはたくさんの種類があり、その値段も千差万別です。

仏具を購入する際に重要な点は、自分の宗派の家庭の事情に合った物であるかという一点に尽きます。

特に購入するときには、自分の家に実際に配置したとき、不自然にならない仏具・仏壇を購入します。

住居に合わないあまりに立派な仏壇を購入して、非常に不自然な感じになってしまってはあまり、良いものではありません。

仏壇を何処に配置するのかということも考えなくてはいけません。

最初に、仏壇を何処に配置するかを考え配置するスペースやサイズを確認します。

初めて仏具をそろえる場合、最初は仏壇とセットで購入することになると思います。

やはり、自分の檀家の僧侶などに、まずは一度、詳しく相談すると危険が少ないのではないかと思います。

仏具店の担当者が信頼のおける人物であるのならば、そちらに尋ねてみるのもいいかもしれません。

値段は本当に、安いものから物凄く高級なものまで非常にさまざまで、どれを選んだらいいのか相当、悩むことになると思います。

仏壇そのものは、普通は人の集まる居間やお客を通す部屋などに置くのが普通です。

ほとんどが木造なので、湿気の高い場所はあまり適しませんし、直射日光が絶えず当たる場所では、あまり良くはありません。

もし、神棚などがある場合は、仏壇と神棚を相対しないようにも配慮が必要になります。

どのように仏具を配置するのかということは、宗教によって違うのはあたり前です。

やはり、お寺ないし、仏具販売店に確認を取りましょう。

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2012年1月11日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:仏壇と仏具

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