音楽葬

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音楽葬とは、無宗教の葬儀の中で、故人の愛した音楽や生演奏等を取り入れた葬儀のスタイルです。

具体的には、音楽を焼香や献花の間に流します。

故人の好きだった歌や曲をながすことで、感情に直接迫るような感動的な葬儀となることが多く、最近では音楽葬の件数が増えつつあります。

無宗教葬の本格的な音楽葬の他にも、一般的な仏教葬で焼香が終わって出棺する時に音楽を流したり、通夜振る舞いの後、会葬者が全員帰られたあとで、家族が集まって故人の好きだった歌をギターの引き流しで歌ったり、静かな音楽をかけて故人の思い出話を繰り返したりなど、様々な音楽葬があります。

音楽は誰の心にもダイレクトに響き、故人との思い出を鮮烈に呼び起こすことができる一つのツールです。

故人とのお別れには、悲しみがつきまといます。

しかし、悲しみに隠れてしまってはいますが、故人との平凡で幸せが時間が確実に存在していたことを、音楽によって呼び起こすことができます。

悲しさだけでなく、喜びと感動があったことを確認する作業がでるのです。

本来、葬儀とは死者と生者との区切りをつける儀式でもありました。

ですから葬儀を形式だけのものではなく、心のこもった感動のあるものにすることは重要なのです。

良くも悪くも、心が感情でいっぱいになる感動の葬儀をおこなうことで、一つ一つの思いに、遺族も整理をつけることができるのではないでしょうか。

美しい音楽には美しい思い出が宿るものです。

そんな音楽葬はいかがでしょうか?

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2013年7月28日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:現代終活考

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